トルコハワイ - 写メ日記 東京★出張マッサージ委員会Ｚ

トルコハワイと聞いてピンと来る人は、少なからず法律に興味があるはずだ。

最判昭和53年5月26日の個室付浴場事件の舞台となったトルコハワイ。

個室付浴場の事件ということで一部には知られています。

山形県余目町に営業許可済みのトルコハワイという個室付浴場に対し、開業を阻止することを主たる目的としてなされた知事の児童遊園設置認可処分。

※風営法は、認可児童施設から200m以内での個室付浴場業の営業を禁止しています

いくら反対する人が多いとはいえ。

個室付浴場業の開業を阻止することを目的としてなされた知事の児童遊園設置認可処分は、行政権の著しい濫用によるものとして違法であり、かつ、右認可処分とこれを前提としてされた本件営業停止処分によってX（トルコハワイ）が被った損害との間には相当因果関係があると解するのが相当であるから、Xの本訴損害賠償請求はこれを容認すべきである。

損害賠償を支払うことに。

行政裁量を学ぶと出てくる判例です。

トルコハワイも裁判のために顧客リスト等を提示する必要があったために結局閉業することになったそうですが。

少なくとも私が学んだテキストにはトルコハワイという記載はなく、トルコハワイの店舗らしき建物にトルコハワイという文字が記載された看板の写真がありました。

トルコハワイを知っている人は勉強して知ったというより、法律のネタとして知った人がほとんどだと思います。

ちなみに最判とは最高裁判所の小法廷判決のことです。同じく最高裁判所の大法廷判決は最大判です。